花仙人(本名・加藤長一、1917–1998)の公式サイトをリニューアルし、新たに独自ドメイン hanasennin.com で公開いたしました。

花仙人は、洋画家・版画家として出発し、戦後、神奈川県藤沢市鵠沼において独自の楽茶碗を制作した美術家です。東京美術学校油画科で藤島武二教室に学び、在学中から銅版画にも取り組みました。1940年から日本版画協会展へ作品を出品し、陸軍少尉として出征中だった1944年には、同協会会員に推挙されています。
戦後は「花仙人」の号を用い、自宅の庭に築いた楽窯で約20年間にわたり制作を続けました。轆轤を用いず、水分を多く含む柔らかな土を手のひらの上で素早く成形する独自の方法によって、家族が把握する範囲で千碗近い楽茶碗を遺しています。
近年、家族による作品と資料の整理を進めるなかで、これまで十分に知られていなかった戦前の版画活動や軍歴、戦後の作陶に至る歩みが、少しずつ明らかになってきました。現在も家族のもとには、楽茶碗をはじめ、油画、銅版画、箱書き、写真、制作資料などが保存されています。
本サイトでは、花仙人の作品と生涯を後世へ伝えるため、確認できた資料に基づき、作品、制作技法、略歴、調査の進展を順次紹介してまいります。
花仙人は、自ら制作した茶碗で世界の人びとを招き、平和な茶会を開くことを夢見ていました。その願いと、一碗一碗に込められた造形の世界に触れていただけましたら幸いです。
花仙人公式サイト
https://hanasennin.com
本日8月13日、迎え盆に花仙人の墓前を訪れ、公式サイトのリニューアルと、作品・資料の調査を今後も続けていくことを報告しました。


